
歩行中に車と接触した場合、鉄の塊である車に対して、人間はあまりに無防備です。たとえ低スピードでの接触だったとしても、体に受けるダメージは想像以上に大きくなります。
1. 「歩行事故」特有のダメージ
車に乗っている状態と違い、歩行者はシートベルトやエアバッグに守られていません。 バンパーで足を強打したり、転倒して地面に頭や腰を打ち付けたりと、「直接的な外力」と「転倒による二次的な衝撃」のダブルパンチを受けることが特徴です。
・むち打ち症(頸椎捻挫): 衝撃で首が鞭のようにしなり、神経や筋肉を傷めます。
・打撲・挫傷: 車と接触した部位や、倒れた際に地面に打ち付けた箇所の内出血や筋肉損傷。
・骨折: 手をついた際の手首の骨折や、足の骨折など。
2. 「今は痛くない」が一番危険

事故直後は、脳がパニック状態になり「アドレナリン」という興奮物質が出ています。
そのため、本当は体に大きなダメージがあるのに、痛みを感じにくくなっていることがよくあります。
「歩けるから大丈夫」 「大したことないから、警察には届けなくていいや」
これは非常に危険です。数日〜数週間経ってから、「首が回らない」「頭痛がひどい」「手足がしびれる」といった症状が出てくるケースが後を絶ちません。 事故から時間が経ちすぎていると、「事故との因果関係」が証明できず、保険が使えなくなる(自費でのケアになる)リスクもあります。
どんなに軽い接触でも、必ず警察を呼び、早めに医療機関で状態を確認してもらうことが鉄則です。



















