交通事故後に医療機関を受診した場合は、必ずと言って良いほど、レントゲンの撮影を行います。場合によっては、更に詳しい検査をするためにMRI検査を実施することもあります。これらは身体の状態を把握できる検査に違いはありませんが、レントゲンやMRIでは実はわからないこともあります。
- レントゲン:〇骨の異常 ×靭帯、神経、筋肉、靭帯
- MRI:〇筋肉や関節、血管 ×靭帯、骨、神経
つまり、これらの検査でも靭帯や神経に加わったダメージを把握することは難しいのです。医療機関で、痛みがあるにも関わらず「異常なし」と診断されてしまうのは、“検査上では”異常がみつかりませんでしたということになります。そのため、医療機関では根本の治療は行わずに、痛み止めなどの薬の処方という対処療法で終了することがほとんどです。